『ネットワード・インターナショナル・サービス(以下、Netword)』『パシフィック異文化教育アカデミー(以下、PCA)』がメディア掲載、取材等で取り上げられた記事を紹介致します。
以下、掲載記事
CEC – Requested Project – Australia #3 October, 1998.
Primary School Exchange Through Music
Requesting school:Enzan Primary School in Fukui Pref.
Purpose:To promote and enhance international communication and exchange understanding through playing music.
Partipants:Enzan P.S. – Grade 5(12 boys and 15 girls)
Date:November 10th(Tuesday), 1998
Theme:To celebrate rich haves of rice in the fields near their school.
They call it “KOME KOME FESTA”
(come means rice, festa – festival) Students compose and practice festive songs.
They would like Australian students to perform instruments symbolizing Australia, like Aboriginal music with it’s instruments if possible.
They believe that even if their music is a mutual communication tool that this kind of project for their primary students sharpens different cultures as they can’t start studying English until they go to junior high school.
Communication devise:Internet – CU-See Me with telephone.
21世紀、学校の姿は
和太鼓演奏 ネットで豪州に
児童が教え合い公開授業で紹介(福井円山小)
写真:リアルタイムで音と映像が豪州に届いた=福井県四ツ井3丁目円山小学校で
二十一世紀を展望した教育に取り組んでいる福井市四ツ井三丁目の円山小学校(宮崎好運校長
)で、公開授業などの教育研究発表会がこのほど開かれた。国際化や情報化がさらに進むのに即応した教育のあり方を探るねらいで、今後の参考にしようと、県内外から教職員ら約二百五十人が同校を訪れて見学した。
公開授業をしたのは、一、三、五年生。一年生は算数の授業で学んだ知識を生かして、ゲーム感覚で数量計算や図形を学んだ。三年生は、児童同士がそれぞれの得意分野で教え合う授業を展開した。二〇〇二年度から始まる「総合的学習」を先取りした形で、一輪車や料理、芸術など、各教室では児童自らが”先生”になり、教え方などを工夫しながら勉強した。
五年生のあるクラスは、インターネットを使って豪州の児童と交流した。「音楽や絵画は世界共通の言語」と、児童らは和太鼓の演奏を披露。これに対して、豪州の児童らはコーラスで返した。交流後、双方の児童らは「すばらしい演奏だった」「とてもきれいな歌声だった」とたたえ合い、今後の交流も約束した。
円山小学校は、一九九六年度に福井市教委の「二十一世紀の学校づくり推進校」の指定を受け、児童の個性、自主性を尊重した授業を進めている。乾昭治教頭は「国際化、情報化が一層進む今後は、これまで以上に自分の考え方や力を伝えていくことが大切になってくると思うので、できる限り子どもの側に立った教育をしていきたい」と話していた。
マルチメディアで国際交流
豪の児童に和太鼓披露
円山小が研究発表会
マルチメディアを積極的に取り入れている福井市の円山小(宮崎好運校長)の自主研究発表会が十日、同校で開かれた。コンピューターを駆使した授業などを県内外の教育関係者約二百三十人が見学、五年性の授業では、テレビ会議システムを使ってオーストラリアの小学校とパソコンを通じ交流した。同校はパソコンを四十二台配置するなど児童に積極的にマルチメディアに触れさせている。
公開授業は、一、三、五年で行われた。このうち、五年三組の総合科目の公開授業では、オーストラリアのクイーンズランド州の「オール・セイント・アングリカンスクール」とテレビ会議システムで接続、市の国際交流員に通訳を務めてもらい、モニターを通じて会話を交わした。
さらに円山小側からは、児童二十七人による和太鼓などの演奏を送信。また逆にオーストラリア側からは、児童によるコーラスやバイオリン、オルガン演奏が披露された。
途中、モニターテレビが消えてしまうなどのハプニングがあったものの、先進的な授業とあって、見学者は授業の様子をビデオやカメラに収めるなど、熱心に見ていた。
兵庫県尼崎市立花南小の楢原八恵美教論は「円山小はインターネットを行うというので関心があった。情報化だけでなく国際交流の実践例を見られてよかった」と話していた。
豪の児童と交流授業
福井・円山小 テレビ会議システムで
二十一世紀に向けた学校づくりを展望した教育研究発表会が十日、福井市の円山小(宮崎好運校長)で開かれた。県内外から小中学校の教員ら約二百五十人が同校を訪れ、一、三、五年の各学年でテレビ会議システムやコンピューター、ビデオなどの各種メディアを活用した授業や、マルチメディアを生かした学校づくりについてのシンポジウムが行われた。
同校では、「一人一人の思いが輝き 共に創り出す学校」を研究主題に、表現やコミュニケーション活動を重視した学校づくりを展開。児童が主体的に学習、表現する手段として各種メディアを活用している。また、児童の主体的な学習を支援するため、チームティーチングや総合学習の要素も取り入れている。
このうち、五年三組の児童は、テレビ会議システムを使って、オーストラリア・ゴールドコースト市の小学校の児童と音楽を通して交流を深めた。互いに通訳を通して学校のことを紹介し合った後、最初にオーストラリアの児童が合唱を披露。これにこたえて円山小の児童は、自分たちで作曲した和太鼓の曲を演奏し、八十キロの距離を越えて”セッション”を繰り広げた。
また、一年生は数遊びづくりの授業を、三年生は、野球や一輪車など児童一人ひとりが得意なことを教え合う教室づくりの授業を、学年全員が参加して行った。両学年とも、クラスとは別に同じ思いを持つ児童が集まったグループ単位で学習が進められ、児童らは自分が考えた遊びなどを生き生きとほかの児童に伝えていた。